同じ自動車の車種で違うメーカーが売るOEMとは?

自動車のカタログや中古車を検索すると、同じ車種でデザインも一緒なのに違うメーカーでそれぞれ販売しているものを目にしたことはありませんか?誰が見ても明らかなパクリ商品でメーカーだけが違う、そういった同一車種はOEMという方法で販売されています。OEMとは他社のブランドの自動車を製造することを指します。他社の車種を自社ブランドの車種として販売し、販売力と生産量を向上させることを目的とした生産方法なのです。
OEMのメリットは生産性や販売量を他社と競合することで、自動車の生産工場の安定的な稼働や売上向上にも役立つシステムで、国内自動車だけでも数多くのOEMの自動車が存在します。デメリットはOEM商品を販売する側は自社ブランドの主力商品ではないことから、OEMの自動車が全く世間に浸透しないケースが多いです。例えばAという商品のOEM車があってもメーカーが違うものの場合、世間では「Aのコピー品」みたいな呼ばれ方をすることが多いです。また、OEMの自動車の受注するメーカーは、その自動車の技術を他社に流すということにもなるので、OEMを慎重に行わないと相手に有益な情報をわざわざ流してしまうことにもなりかねません。
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